獣医あるある10選
獣医のあるあるをお届けします。
ペットの病気を治療する獣医さん。言葉をしゃべれない動物の治療は難しいですが、ペットが助かったときの飼い主さんの喜びようにはこの仕事のやりがいを感じます。
たまに、動物病院を保健所か何かと間違った人がペットの保護を言い出してきて困るなんてことも…。
では、数ある獣医あるあるの中から10個に絞ってご紹介。
診察室の前で石のように動かなくなるペットがいる
人間の子供も注射の前にそうなる子がいますが、診察室の前でまるで石になってしまったかのように動かないペットがいます。
普段は飼い主さんの言うことを聞く子でも、病院だけは嫌と言わんばかりに全く動きません。
小さな子なら飼い主さんが抱きかかえてなんとかなりますが、大きい子だと診察室に入れるまでに一波乱あります。
ペットの名前に心の中でツッコむ
チビちゃんなのに大きかったり、シロちゃんなのに黒かったりすると声には出さないけどツッコむことがあります。
また、ツッコまないにしても名前からどんな子がくるのか予想したりしています。
ペットと名前がぴったりだとなぜだか嬉しいです。
また、珍しい名前の子がくると「変わった名前だな」と思い、飼い主さんに名付けの理由を聞いたりもします。
自分で飼いたいくらい可愛い子がくると別れが惜しい
たまにめちゃくちゃ可愛い子が来院することがあります。
必要以上に来院させるような職権乱用はさすがにしませんが、(またきてくれればいいな)と心の中では思ってしまうなんてこともあるでしょう。
また、それはペットだけでなく人間の場合もあります。
びっくりする理由で来院
歯磨きや耳掃除をして欲しいや繁殖しすぎたので引き取って欲しい(ハムスター)など驚く理由で来院する方がいます。
歯磨きや耳掃除は素人では怖いというのがわからないでもないですが、繁殖しすぎたなんてのはどうしようもありません。
やってほしいとは反対に、爪切りを失敗して来院する場合もあります。爪切りはペットサロンや動物病院でやってもらったほうがいいでしょう。
学生時代には完璧に暗記した知識を忘れている
獣医学部や医学部は膨大な量の暗記をしないといけません。
試験のたびに暗記の限界を突破しながらパスしてきました。
でも、必死に覚えたということは頭にあるのに肝心の知識の方が思い出せないときがあります。
出来るかぎり噛まれないようにする
嫌がっていても結局は諦めてくれる子が多いですが、牙をむいてくる子も少なからずいます。
そんな子には噛まれないように細心の注意を払っています。
なぜなら、噛まれてしまうとその場だけでなく、何日もひきずることになることを知っているからです。
診察時間外に異物を飲んでしまったという問い合わせ
診療時間中にはあまりかかってこないのに、診療時間外にかぎって異物を飲んでしまったというお問い合わせがきがち。
飼い主が慌てていて話が通じにくいなんてこともよくあります。
飼い主が甘すぎて超肥満
この犬種や猫種がここまで大きくなるのは珍しいというくらいの超肥満な子がたまにいます。
可愛くて甘やかしてしまう気持ちはわからないでもありませんが、肥満はその子にとってよくありませんので、ときには厳しくして欲しいものです。
「ロース」や「ヒレ」より「背最長筋」や「腸腰筋」の方がピンとくる
獣医をやっていると、焼き肉で使われる用語よりも部位を表す用語の方がピンときます。
「ハラミ」は「横隔膜」、カルビは「肋間筋」。
焼き肉用語はフランス語や英語、韓国語が入り混じっているのもピンとこない原因かもしれません。
獣医という仕事がやっぱり好き
獣医師が足りずに激務であったり、飼い主さんとのもめてしまったり、発見が遅くて救えなかったことへの悲しみなどのつらいこともあります。
でも、動物が好きで「獣医」という仕事が好き。
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